今まで立ち上がって四つんばいで息んでいたのが、イチゴソファの上で寝たまま「うぅ・・・うぅ・・・」と唸っている。
寝たまま出産なんて力も入りそうにないし無理じゃないのか?
マロンもチャッピーも全然寝ずに部屋の外から見ている。
珍しくうるさくせず、ただただ泣くミルキーを見つめていた。

今日の満潮は4時50分だって。まさかそれまで待つ気なのかなぁとパパと冗談交じりに話す。
これがまさか・・・・

夜、18時半からの弱かった陣痛が段々強くなってきたよう。
トイレの後に息む姿勢を見せるがまだ弱いようで気合いがはいっていない。
もしかして微弱陣痛なのかな。。。

息んで泣いてパタッと寝る。
これから2時間ほどもだいたい20分サイクルでこのくりかえし。
メイママが元気色の花束を
もってきてくれました。
どうもありがとう!
ポップママがみんなが一緒にいられるようにと
カフェマットを作ってくれました。
これでピースも一緒にお出かけできるね。
どうもありがとう♪
私たち素人が自宅で出産させたことは、経験のある方からはかなりの無謀だと思われたに違いありません。
そんな私たちを温かく見守ってくださった皆様、いっぱい応援してくれたお友だちのみんな、相談に乗ってくださった方々、ずっとご指導いただいたミルのブリーダーのおかみさん、シートン動物病院の先生、義姉のお友だちでプードルのブリーダーをされているSさま、モモひなママ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

残念な命もありました。
でもそのおかげで生命の尊さを改めて感じることができました。
この貴重な経験を大切に胸にしまい、新し生命の誕生をまもって行きたいと思います。

皆様、本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞ、よろしくお願いします。         マロンパパ・マロンママ
 
ありがとうございました。
ミルママを一番手こずらせた第1子くんは、頭が笑っちゃうほど大きいのです。
かなりのマイペースで、第3子ちゃんにいつも踏みつけられてピーピー泣いている。。。

そう、なんとなく何もかもがチャッピーパパそっくりなんです。

なのでとりあえず「ちゃぴお」としておきましょう。

これからいっぱいよろしくね。
2006年4月28日(金) AM2:00 息んでる。
追記
第2子のピースくんは、4/28にお庭のいちばんおひさまのあたるところに眠りました。
ちゃぴおはママをひとりじめの
特権乱用〜。
寝ずに待っててくれたまろっぴー、
ありがとう!
第1子くん(仮名 ちゃぴお) 正式命名「とんすけ」になりました。
ミルキーがママになりました。
とってもいとおしそうにベビたんたちを舐めています。
たくさんの感動をありがとう。
ピースの為にROYままがお墓を持って来てくれました。
みかげ石のとてもかわいいピースをありがとう!
いつまでもピースを感じていられます。

ピースの手にそっくりなお花を捜してみほわんさんが届けてくれました。
ピースは天国でこのお花のベッドでぐっすり眠ってくれると思います。
どうもありがとう!

ピースが虹の橋で迷子にならないように先に虹の橋をわたって待っているだ〜りんのもとにいけますようにと、お友だちのnanaが応援のお花を届けてくれました。
だ〜りんの目印はメガネをかけたサザンダイスキなおじさんだよ。

「ピースくんに天使が微笑みますように」と
「天使のほっぺ」という名前のお花がMizukiさんから届きました。
きっと今ごろ天使さんたちといっぱいかけっこしてることでしょう。
素敵なお花とメッセージをどうもありがとう。

ピースとお話しました。
「ピースはまだ目が見えないから天国にいけるか心配。」
「大丈夫だよ。ボクにはりっぱなお鼻があるんだ。」
「そだね。先に虹の橋に着いたら、そこからみんなのことをいつも見ててね。そしていつかその日が来たらお迎えにきてね。ミルキーの子で生まれてくれてありがとう」
AM 7:30 第3子誕生 レッド 女の子 206グラム。
ミルたん
ママになりました
家に着いて、パパにベビたんたちを渡してミルを続いて渡そうとしたら「ボトン」と音がした。
「ン?ボトン??」

下を見ると「ウギャーー!!!!」といきなり物凄い泣き声が聞こえた。
そう、第3子は車の中でご出産されたのだ。
慌ててパパがはさみと糸と産湯を持ってきた。
産湯は2子の為に温かくしておいたものだったのにもう冷たくなっていた。。
まだミルの体内に胎盤と膜が残っているので車内で処理して連れ出すと力強く暴れまくっていた。
女の子なのに凄いパワー。。。
乾かしてミルに託すと教えてもいないのにおっぱいにガブリ。
ちっちゃかった身体が風船を膨らますように膨れてきた。
それでもおっぱいから離れない。
この子は大物だぁ。
今度のベビたんは前回と違ってすぐ出てきたのだが袋から足が見える。
「逆子の子だ」と慎重に介助していた。ところが下半身が出きったところで袋が破れ(足で破ってしまったよう)、身体がはさまったままになってしまった。
息みにあわせて引っ張るしかない。優しく!優しく!と頑張ったけれど、今度はミルキーの息みがまったく止まってしまい、全然出てこない。
ベビたんの足は暴れ、「助けて!」と言っていた。
勇気をふりしぼってミルの穴の中に手をいれ、なんとか10分かけて手を出す。
しかしその頃にはもうベビたんの動きがとまっていた。
望みを捨てず、あとは頭を出すだけだとなんとかさぐってみたが、穴奥の曲がり角にアゴがはまってしまい、身動きがとれない。
動かそうとするとミルキーが痛がって物凄い勢いで暴れた。
しかもへその緒が首に絡まってる。。
首のへその緒は切って処置した。

もうだめ・・・

病院の先生に電話をして、すぐに連れて行く旨を話し、出発した。
車に第1子くんと半分出かかっている第2子くんとミルを乗せて、動物病院に行く道すがら何もしていないのに頭が抜けた。
だが既にぐったりしているベビたんはまったく呼吸もしてくれない。
病院に着いて先生にCPRと酸素吸入をしてもらった。

もうどのくらい続けているだろう。。。
先生は静かに酸素吸入器を取ってくれた。
ベビたんは既に冷たくなってしまった。

先生に御礼を言い、あとは家でまた出産させることにした。

産み場所が変わると緊張して次の子はなかなか出てこないから何かありましたら連絡くださいと先生に言われた。

帰りの車で奇跡がおきるようベビくんの背中をこすってみた。
でも、ベビくんは帰ってこなかった。
もっと早く対処できたら・・・本当に無力なママとパパでゴメンね。
いっぱい遊んだりかけっこしたかった。
キミはとってもハンサムくんだよ。

あ、でもドライブはできたよね。いい思い出にしようね。

妊娠期間 出産直前 出産日 育児 ベビたん写真館
第3子ちゃん(仮名 ミル子)  正式命名 「バンビ」になりました。
第2子くん(命名 ピース)
お腹の中で逆子でもいっぱいママのおなかをツンツンしてくれたピース。
「ミルたん、ママになる」の一番最初の胎動の子です。
君が生きていた証はちゃんとビデオで録ってあるから、みんなピースのこと忘れないよ。
先に虹の橋を渡ってしまうけど、いつかその日までみんなを待ってて楽しいスポット案内してね。
そしたらドッグランもドッグカフェも公園も旅行もいっぱい行こうね。
ママたちのおうちに生まれてくれてありがとう。
生かせてあげられなくて本当にゴメンね。
AM9:00 全て終了。
生まれて来た時は肺に空気が入ってないので体はビックリするほど細い。
おっぱいをチューチューおとをさせて飲んでいるうちにおなかはみるみるポンポコリンに。
ミルも体中舐めまわしてすごくいとおしそう。
産んだその瞬間からママになるんだね。
顔つきもすでにママの顔。
なんか神秘さえ感じました。

・・・・・とホッとする間もなくミルの陣痛が始まった。
慌ててベビたんをあんかのあるカゴに入れてミルの応援にかかると、既に袋の先が出ている。
AM5:04 第1子誕生 レッド 男の子 212グラム。
出産の話と画像もあります。苦手な方はご遠慮くださいね。
車で生まれたミル子はきっと大物になるでしょう。
ママのおっぱいもちゃぴおにーたんより先に大きいおっぱいをゲットしていつまでも吸っている食いしん坊さんというところは、まさに自分のご飯も他人のご飯も自分のもの!のミルそっくりです。
一応、一番チビだったのにこの飲みっぷりではにーたんを抜かす日も近い?
デカチュア予備軍のようです。

これからいっぱいおいしいものたべようね。
元気ですくすく育ってね♪
ベビたんたちです。
ミルのおなかを見ると「もうこれでおしまい」みたいなので、残った胎盤を引っ張り出し、下半身だけよく洗ってあげる。
それでもまだ後産はたくさん出るのだが、きれいにしてベビたんのもとに置くと
「この子達はミルの子だからママたちには見せません!」と足で隠す。
でもベビたん、ミルのおなかの中でおーきくなってたので全然バレバレですから。笑

そして部屋の片付け。
殺人事件かと思うほどの部屋を掃除し、ゴミをまとめ、ホッと一息ついたらすっかり眠気もなくなったので、この感動を忘れないうちにとここに書きしたためている。

ミルキーは甲斐甲斐しくベビたちの世話を焼き、ベビたちはママのおっぱいを咥えたまま眠っている。
一番大変だったのに頑張ってるミルキーを見たらちょっと寝れそうにもない。
AM 6:45 第2子 レッド 男の子 226グラム 力尽きる。
まずは呼吸を確認するとハグハグ口を動かしているので、とりあえず口と鼻に入っている水を吸い出し、背中をこすると程なくしてピューンと泣き出した。
あぁ、よかった・・・。

ミルが待ちきれなくて舐めに来るのを待たせてへその緒を縛って切る。
縛るのはなかなか素早くできたけどはさみで切ろうとするとブルンブルンしてなかなか切れない。あせった。

ちょっとだけミルに舐めさせた後、産湯につけて洗い、ドライヤーで乾かしてミルに。
まずは初乳飲んでくれないと!とベビたんの口を開けてミルのおっぱいのところに持っていった。
なかなか吸い付かなくて困ったけれど、ようやくおっぱいを認識したのか、慌てて吸いつきのんびりと飲んでいる。
「のんびりやの男の子」どっかで見たことあるかも。。。
4時半頃からミルが寝たまま息むという特異な技を披露してきた。
立たせて息ませてもなんとなくダメっぽいのでミルの好きにさせることに。
かなり強い息みがあるのに全然なんともない。
これはやはり微弱か・・・。
「5時過ぎて生まれなかったら病院に電話して切ってもらおう」と話してたら急に「うぅぅうーーーー」という唸り声と共にミルの陰部がぷわーっと開いてそこから黒いピカピカした玉が出てきた!
「これって頭???」と息ませながらじっと観察していると時間をかけてにゅるっと出てきた。
全部出きったところで胎盤だけが体内に残ってしまったので引っ張ったら出てきた。
AM4:30 息み方が変わる。。
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